造り酒屋の御曹司と若手従業員
越後 浩二 ・春日 ましろ
江戸時代からつづく蔵元の7代目で38歳の越後浩二。
飲料メーカーのエリートサラリーマン時代に磨いたビジネスセンスを生かし日本酒を世界に広げる活動に取り組んでいます。
弱点は若い女性が苦手なこと。両親がすすめる縁談もフイにしてばかり。そんな浩二が、一目で参ってしまったのが、実家の酒屋を訪れた透子でした。心中ひそかに「この人だ!」と思いをよせています……。
女性とうまく話せない若社長を見ていつも吹き出してしまうのは、越後屋の新入社員の春日ましろ、19歳。
なぜだか、ましろと浩二は普通に会話できます。母も越後屋で働いていたましろを、幼いときから知っていたせいでしょうか。
越後屋の酒粕でつくった甘酒が大好きなましろ。最近、酒粕を扱う杜氏たちの手がつるつるぴかぴかなことも気になっています。